スーパーマン
…あれ??
確かに鈍い音はしたのに…。
痛くない…??
恐る恐る目を開けてみる。
『廉っ!!!!』
慌てて駆け寄った。
目を開けた先の世界。
それはお腹を押さえてる廉の姿。
きっと…、あたしをかばったせいで、先輩たちの腕がお腹にヒットしちゃったんだ。
『大丈夫!?』
「平気。鈴こそ大丈夫??」
自分も辛いはずなのに、あたしを心配する廉。
無理な笑顔を作って、あたしを抱きしめてくれてる。