スーパーマン

それに、あたしのせいで危険な目にあってほしくない。


廉があたしを大切に思ってくれてるように、


あたしも廉が大事なんだよ。




「鈴…。」


廉は振り上げていた手を下ろした。


「わかったよ。ごめんな…。」


あたしが思っていたこと、廉にはちゃんと通じたみたい。


廉は謝ってくれてる。


ううん。


あたしこそ心配かけてごめんね。




「…じゃあ鈴。」

『ん??』

「逃げるかっ!!」



…へ!?



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