スーパーマン


そう言って廉はあたしの手を握ると走り出した。


ちょっちょっと、


何が起こってるの!?






『廉ー!!』

「んっ??」

『早いよー。』


しばらく走って今はいつだか行こうとしていた喫茶店前。


さすがに男の人のスペースにはかなわなくって…、


あたしの足はもうボロボロ。


しかも、学校抜け出してきちゃったし。



「あ、ごめん。」


廉はやっと走る足を止めてくれる。



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