スーパーマン

しばらく無言で町を歩いていた。


周りの人からの視線がすごい。


なんてったって、東條廉を隣に歩いてるんだからね。


当たり前か…。



「っていうか、俺、かっこわるっ…。」


突然、廉がボソッとなげいた。


『えっ』

「さっきだって鈴に止められなかったら、殴ってたし…。
鈴のことになると歯止め利かなくなって…、まじ格好わりぃ…。」



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