スーパーマン


「よかった。」


そんなこと言って、満面な笑みを見せてくれるこの人を、


心から好きだと思う。



「なぁ。」

『どした??』

「俺、悩んでる時に空を見上げるようになったのは、理由があるんだ。」


理由??


『何それ聞きたいっ!!』


あたしがそう言うと、廉は軽く微笑み頷いた。



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