スーパーマン
『それが本当なんだよ♪』
二へへと気持ち悪い笑顔を漏らしながら喋るあたし。
だってさ、昨日のこと思い出すと、どうしても頬が緩んじゃうんだもん。
仕方ないよね。
「…本当なの!?」
珍しく身を乗り出してきた麻里。
あたしの様子から、嘘ではないと判断したみたい。
『うん。昨日の英語の時間、一緒にサボったんだぁ。』
あえて、どこでサボったかは言わなかった。
だって、2人だけの秘密だもんね。