スーパーマン
『もしそうだとしたら…、その悩みを取り除いてあげたいな。』
心から思う。
あたし、
バカで、
アホで、
何の役にもたたないかも知れない。
てゆうか、悩みでさえ打ち明けてくれないかもしれない。
それでも、
廉のことが好きだから、
廉の力になりたいよ――。
「ま、本当に悩みがあるかどうかわからないしね。」
『そうだね。』
あたしはクスって笑う。
悩みがあるって確定したわけじゃないのに、
あたしの心、ちょっと暴走しすぎたよ。