スーパーマン
そして、絵理が何かを思いついたような表情をした。
「土下座したらいいよ。」
『する!!』
廉のコンサートに行けるなら!!
土下座ぐらいだったら安いよ!!
あたしは勢いよく正座をすると、頭を床にくっつけた。
絵理は心底驚いた顔をしてる。
「冗談だったのに…。」
絵理は唖然顔。
あたしは満足顔。
ふふふ。
廉のことになると、あたしは冗談が通じませんから。
『さぁ、チケットちょうだい。』
「う、うん…。」