スーパーマン
「久しぶりだな。」
廉がそう言って隣に座る。
廉の隣はなんだか懐かしく感じた。
『本当だね。』
まぁ、あたしはコンサートで廉の姿をみたけどね。
でも、コンサートの廉はアイドルの廉だもん。
本当の廉を見るのはかなり久しぶりだ。
廉は緊張してるのか、髪の毛を掻いた。
そんな姿にまたきゅんとする。
『やっぱり…、こっちがいいや。』
ほぼ無意識のうちに声に出していた。
「え??」
廉が不思議そうに目を見開く。