スーパーマン


「久しぶりだな。」


廉がそう言って隣に座る。


廉の隣はなんだか懐かしく感じた。


『本当だね。』


まぁ、あたしはコンサートで廉の姿をみたけどね。


でも、コンサートの廉はアイドルの廉だもん。


本当の廉を見るのはかなり久しぶりだ。


廉は緊張してるのか、髪の毛を掻いた。


そんな姿にまたきゅんとする。


『やっぱり…、こっちがいいや。』


ほぼ無意識のうちに声に出していた。


「え??」


廉が不思議そうに目を見開く。



< 97 / 252 >

この作品をシェア

pagetop