the Language of Floweres
俺は小さくなる紫乃を見て
罪悪感のようなものを感じていた。
「んなことねえよ。」
そんな言葉が
口から勝手に出た。
紫乃を悲しめたいわけじゃない。
「双子なんだよ??それに私は蘭のお姉ちゃんでもあるんだから蘭のことなら分かるよ。」
分かってほしい。
でも俺は
紫乃に
弟して見てもらいたいんじゃない…
俺は一人の男として
俺をわかってもらいたいんだ。