大切な大切な幼なじみ


気が付いたら私は「音楽教室(高)」

と書かれたプレートのかかった教室の前にいた。

中から打楽器の音が聞こえるから

それにおびきよせられたのだろう。


ここにいる理由もないし帰ろう。


そう思って元来たであろう道を行こうとしたら

教室のドアが開いた。


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