大切な大切な幼なじみ
放課後・・・私は音楽室の前までやって来た。
ドア、開けてもええんやろか?
そう思いよったら、
「吹奏楽の見学者?」
誰かに話しかけられた。
3年生?
大人っぽい・・・。
「・・・はい」
「何を体験するか決まっとる?」
「はい!打楽器です!」
その人は、優しくほほ笑んだ。
「じゃあ、中に入って良いよ」
その人は音楽室に入り、中の人に声をかけた。
「打楽器に1年生見学来たよ!愛ちゃんおらんけど有子ちゃんと麻里ちゃんで大丈夫よね?よろしく」
その人は、私を音楽室にいれて、風のように去っていった。