大切な大切な幼なじみ
「そうやったんや・・・あの時は、有子が突然、あっちに行かんと人が死んでしまうって泣きそうになりながら訴えてきたんよ」
「あの・・・その時の私の様子、詳しく教えてもらえませんか?私、その事故の前後の記憶が曖昧なんです・・・」
「意識・・・」
久しぶりに有子先輩が口を開いた。
目に涙をいっぱいためとった。
「いつ、もどったん?」
とうとう有子先輩の目から涙が1粒流れた・・・。
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