私こそ光る☆君 ~エレジー編~
清龍はアイドルだからといってイメージを作るようなことはしない。
誰に対してもありのままの自分で接してくれる。
それを扱いにくく、我が侭(わがまま)だと言う人もいると思う。
でも、清龍がいつも自然体で接してくれるおかげで私も自分をつくることなく、気楽に接することができる。
清龍と話しているとなぜだかホッとする自分がいる。
人に対してこんな感情を持ったのは初めてだった。
どうしてだろう?
『う~ん、よくわかんない。
ふぁ……。
それより今はなんだか眠いや……』
難しい考え事は後回し。
欠伸を一つし、私はストンと眠りに落ちた。