私こそ光る☆君 ~エレジー編~
つんつん。
『う~ん、坂上さん……。
もう少し寝かせて……』
「…………」
ベシッ。
『うわっ、ちょ……』
びっくりした~。
眠ってたらいきなり頬を叩かれた。
まあ、そんなに痛くなかったけど……。
「帰る……」
言葉少なに言うと、私を置いてスタスタと歩いていく清龍。
なぜかご機嫌斜めのご様子。
『ちょっと、待ってよ~』
慌てて背中を追いかける。
『ねえ、私何かした?』
「…………」
なおも黙る清龍。