私こそ光る☆君 ~エレジー編~
『ふん、そんなこと言ってられるのも今のうちなんだから。

私が追い越すのも時間の問題ね』


「なにっ!?

お前、もう一回言ってみろ」


負けじと言い返す遥。


『だーかーらー、遥の人気なんてすぐに私が追い越しちゃうよって』


「フッ、何を根拠にそんなことが言える?

だいたい今のお前の人気だって、【Rainbow Garden】の知名度があってのものだろ?」



『ッ……』


遥の的を得た発言。

反論できない。


急所をひと突き。

まさにそんな感じだった。



「お前はレインガーデンの新入りメンバーとしてデビューと同時に人気を手に入れた。

だから、お前には長年かけて築いてきた基礎というものがない」


『…………』


わかっている。

そんなことはわかっている。

だけどどうしたらいいの?


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