私こそ光る☆君 ~エレジー編~
『あっ、あそこは?

【神秘の館】だって!!

そんなに並んでないし、入ろうよ』



結局無理やりワガママ遥を引っ張って適当なアトラクションに入った。



『あれ?』


中に入るとすぐに目に入ったのは何人もの自分の姿。

どうやらここ、【神秘の館】は合わせ鏡のトリックを使ったアトラクションらしい。



『わ~、すごいすごいっ!!

巨大万華鏡だ!!』


適当に入ったわりには面白いとはしゃぐ私。


けれど私はこのとき鏡にうつる姿に惑わされ、重要なことを忘れていた。


< 138 / 150 >

この作品をシェア

pagetop