私こそ光る☆君 ~エレジー編~
とりあえずじっとしていてもつまらないので適当に歩き回ることにする。
『うわ~、ほんと鏡だらけでまさに【神秘の館】って感じ。
でも、ここって何するアトラクションなんだろう?
巨大迷路?
ねぇ、遥どう思う?』
シーーーーン。
『ちょっと、黙ってないでなんとか言いなさいよってあれ?』
完璧無視されたと思ってムカッとし、足を止めて後ろを振り向くと……?
『……遥どこ?』
そう、遥はおろか誰もいなかった。
引き返そうにもどこをどう来たかわからない。
道を探すうちに自分がどの道を進もうとしていたのかもわからなくなってしまった。
『どうしよう、迷子になっちゃった……』
途方に暮れて立ち尽くす。
『あっ、そうだ、こういう時のためにケータイがあったんだ!!』
と叫んで鞄の中をガサゴソと探り、ケータイを取り出すも、目に飛び込んできたのはお決まりの“圏外”の表示。
『うわ~、ほんと鏡だらけでまさに【神秘の館】って感じ。
でも、ここって何するアトラクションなんだろう?
巨大迷路?
ねぇ、遥どう思う?』
シーーーーン。
『ちょっと、黙ってないでなんとか言いなさいよってあれ?』
完璧無視されたと思ってムカッとし、足を止めて後ろを振り向くと……?
『……遥どこ?』
そう、遥はおろか誰もいなかった。
引き返そうにもどこをどう来たかわからない。
道を探すうちに自分がどの道を進もうとしていたのかもわからなくなってしまった。
『どうしよう、迷子になっちゃった……』
途方に暮れて立ち尽くす。
『あっ、そうだ、こういう時のためにケータイがあったんだ!!』
と叫んで鞄の中をガサゴソと探り、ケータイを取り出すも、目に飛び込んできたのはお決まりの“圏外”の表示。