私こそ光る☆君 ~エレジー編~
それにしても……。

ソファーに思い思いの姿勢で腰掛ける7人を見て、がっくりと肩を落とす。



7人はそれぞれ与える印象が違うものの、みんな美形と言って差し支えない。

そんな人たちに私なんかがつり合うんだろうか?


なんて微妙に落ち込んでいると、誰かに服の裾をつんつんと引っ張られた。



ん?



何だろうと思って右に首を向けると、由依くんがいた。


あれ?

もっと小さそうなイメージだったけど、由依くんって私よりも身長高いんだ?

ちょっと意外。



だけど、こんなに近くで見ても可愛い。

肌が白い、肌のきめが細かい。

触りたい、抱っこしたい、頭を撫でなでしたい!


由依くんのあまりの可愛さに、ノックアウトされそうになる。



「ねえねえ、ヒカリンって何歳?☆」



ヒカリンって誰?

あっ、私のことか!!


コテンと小首を傾げた由依くんがまた恐ろしく可愛くて、自分のことだとすぐには気付けなかった。


なんか最近あだ名つけられること多いなあ。


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