私こそ光る☆君 ~エレジー編~
「「「「キャーー!!」」」」
遥が出待ちのファンの前に姿をあらわすとさっきよりうるさくなった。
予想はしてたけど、ものすごい。
ファンの子は歩いていく私たちに向かって手を伸ばし、警備員に押さえられている。
大好きなアイドルに少しでも近づきたくてみんな必死なんだなぁって思った。
こんな俺様男の遥でも人気あるんだ(←失礼)。
局の入り口の正面に停まっているワゴン車の正面に立つとみんなはファンの方を振り向いた。
私もあわてて振り向く。