私こそ光る☆君 ~エレジー編~
「みんな、出迎えありがとう。

僕らもファンのみんなが大好きだよ」


紫水が得意技のお色気スマイル、通称『黒薔薇のほほえみ』をお見舞いすると、出待ちの子のほぼ半数がポーッとする。


その隙にグループのみんなはワゴン車に乗り込み、発進させた。




「ふぅ~、疲れた。

人気がありすぎるのも考えものだね」


さっきの笑みはどこにいったのか、紫水が真顔で言った。



見た目以上に疲れてるのかな?



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