私こそ光る☆君 ~エレジー編~
新たな生活
いきなり話題に!?
「ねえ、ちょっと見た?」
「見た見たー」
「超ヤバイよねー」
「うんうん」
はぁ~。
わたくし、琴月奏は先ほどから困っております。
「私、光くんのファンになっちゃった」
「美沙は昨日まで遥くんのファンだって言ってたじゃない。
『イヤー、遥くん、やめないでー』とか言ってたくせに」
「だって、みんなかっこいいんだもん」
「私もあの芍薬のようなほほえみを受けてみたいわ」
どうしてこんなことになっているかというと、昨日の生放送がかなりの高視聴率だったらしい。
あの私のぎこちない笑いがなぜか好評だったらしく、朝のワイドショーを見たときには自分の顔が映し出されていてびっくり。
『ほほえみの貴公子』というあだ名までつけられてしまった。
それで今、学校にいるんだけどみんなその話をしてて、自分のことをかっこいいとか言ってるから、なんか恥ずかしくて居心地が悪い。
机に突っ伏して少し赤らんだ顔を隠す。
「女の子ってどうしてああなんだろー?
すぐファンのアイドルとかかわるよね」
頭の上で声がして見上げると案の定、由梨亜だった。
「見た見たー」
「超ヤバイよねー」
「うんうん」
はぁ~。
わたくし、琴月奏は先ほどから困っております。
「私、光くんのファンになっちゃった」
「美沙は昨日まで遥くんのファンだって言ってたじゃない。
『イヤー、遥くん、やめないでー』とか言ってたくせに」
「だって、みんなかっこいいんだもん」
「私もあの芍薬のようなほほえみを受けてみたいわ」
どうしてこんなことになっているかというと、昨日の生放送がかなりの高視聴率だったらしい。
あの私のぎこちない笑いがなぜか好評だったらしく、朝のワイドショーを見たときには自分の顔が映し出されていてびっくり。
『ほほえみの貴公子』というあだ名までつけられてしまった。
それで今、学校にいるんだけどみんなその話をしてて、自分のことをかっこいいとか言ってるから、なんか恥ずかしくて居心地が悪い。
机に突っ伏して少し赤らんだ顔を隠す。
「女の子ってどうしてああなんだろー?
すぐファンのアイドルとかかわるよね」
頭の上で声がして見上げると案の定、由梨亜だった。