私こそ光る☆君 ~エレジー編~
「よくうちの学園に来てくれたね。

君のお母さんとは知り合いでね、君の事情も知っているよ。

名前のことだが、うちの学校では芸名を名乗ってくれて構わない」



よかった。

てゆうか、お母さんどんだけ顔広いの?



『ありがとうございます』



「それから君の担任の先生を紹介するよ。

久保先生、お入りになってください」



理事長が扉の方に目を向け、若干声のトーンを上げて言うと、待ってましたとばかりに扉がパッと勢い良く開いた。





「きゃーーー!!」


ドンッ!!



扉が開いたと思った瞬間、黄色い声が聞こえてきて、次の瞬間にタックルをされる。


『うわっ、ちょ……』


突然のことに対応しきれず、ものの見事にひっくり返った。



「やっぱり光くんだ~。

かっこいい!!」


ぎゅーっと抱きしめられる。



『ぐぇ、ああああの……』



これは見た目以上に痛い。



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