私こそ光る☆君 ~エレジー編~
「ウオッホン、久保先生?」


「あら、理事長すみません。

私ったらつい興奮してしまって……」



ふう~。

理事長の声に反応してやっと離れてくれた。



「紅月くん、彼女が君の担任の先生だよ」



ええっ!!

この人、先生なの!?


「光くん、2年A組担任の久保瑠璃子(クボ ルリコ)でーす。

ルリちゃんって呼んでねv」



んん?

なんか今語尾にハートついてなかった?

き、気のせいだよね?



『よ、よろしくお願いします』



「じゃあ、早速教室までいきましょー♪

ルルルララ~♪」



私の動揺にはまるで気づかなかったかのように(いや、実際気づいてないけど)ルリ先生は私の手を強引に引っ張り、歌を歌いながら歩き始めた。


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