私こそ光る☆君 ~エレジー編~
ガチャッ。
「おい、まだか?
さっさと着替え……」
『ギャーーッ!!』
「わ、わりぃ……//』
怪獣がヒーローに倒される瞬間にあげるような断末魔の悲鳴を轟かせると、奴は派手な音をさせ、慌ててドアを閉める。
み、見られた……//
遥にあられもない姿を見られた……。
バレた……よね?
「おい、今の悲鳴はなんだ?」
「今の……ヒカちゃんの声だよね?」
「何?」
ドアの外からバタバタという足音と声が聞こえる。
「ひ、光が……お、女……?」
困惑を隠しきれない様子の遥。
仕方ない。
ここは男らしく、女ってことを白状しよう。