私こそ光る☆君 ~エレジー編~
急いで衣装に着替え、バッと扉を開いた途端、
『すみませんでしたっ!!
私、ホントは女ですっ!!』
と、体を90度曲げて言う。
下を向いたまま、緊張の面持ちで返事を待つ私に降りかかってきた言葉は……?
「うん、知ってたよ☆」
『だよね、やっぱ知ってたよね。
うん、うん……って、えぇぇっ!?』
「僕も知ってたし」
「俺も」
由依の後に続いて口々に言う、紫水と清龍。
えっ、じゃあ何?
知らなかったのは遥だけってこと?
『い、いつから知ってたの?』
「最初に会って、抱きついたとき☆」
「僕も初日」
「俺も」