PRAY MACENARY
「……は?」
舩坂がようやく口から捻り出したのは、たった一文字の疑問詞。
「何?」
「何?ってお前…。
やってねぇのかよっ。
やってねぇでキープってどういう事だよ。じゃぁ、そもそもあの晩なにしてたんだ?
せっかくお膳立てしてやったっていうのに。
据え膳食わぬは男の恥じとか言うだろ。部屋まで行っ」
プツっと小さく空気が破裂するような音と共に、グダグダと勢い任せに喋っていた舩坂の声が消えた。
ふう、と佐良は息を吐き出し、通信のチャンネルを切り替えるスイッチから手を退けた。
「普通じゃないのは分かってるけどさ…。」
一人愚痴た佐良は舩坂との通信を再開するためスイッチに手をかけた。
プツっと再び破裂音が響き舩坂との通信が繋がる。
「ってわけだ。
それともなんだ。お前も白井と同じで、好きな女は抱かない口か?」
舩坂がようやく口から捻り出したのは、たった一文字の疑問詞。
「何?」
「何?ってお前…。
やってねぇのかよっ。
やってねぇでキープってどういう事だよ。じゃぁ、そもそもあの晩なにしてたんだ?
せっかくお膳立てしてやったっていうのに。
据え膳食わぬは男の恥じとか言うだろ。部屋まで行っ」
プツっと小さく空気が破裂するような音と共に、グダグダと勢い任せに喋っていた舩坂の声が消えた。
ふう、と佐良は息を吐き出し、通信のチャンネルを切り替えるスイッチから手を退けた。
「普通じゃないのは分かってるけどさ…。」
一人愚痴た佐良は舩坂との通信を再開するためスイッチに手をかけた。
プツっと再び破裂音が響き舩坂との通信が繋がる。
「ってわけだ。
それともなんだ。お前も白井と同じで、好きな女は抱かない口か?」