PRAY MACENARY
小さな電灯が仄かに灯る格納庫、機体が格納庫に運ばれた後、佐良は飯倉に連れられココを訪れていた。
格納庫には佐良の灰色の狼牙改、赤い舩坂の狼牙、深緑の白井のキャノンが並んでいる。
「ん?アレは?」
佐良は格納庫の奥、電灯の灯りも届かない片隅の見慣れない機体に目を留めた。
暗闇に紛れるような漆黒のカラーリングに狼牙よりやや小さめの丸みを帯びながらもシャープなデザイン。
両手の指先は鋭く尖り、それは爪と称するに相応しい。
「可-06 爪狐改。狼牙の先行機ってところだな。
中身はいろいろいじって機動性は狼牙並に上げてあるし、細かい動きの俊敏性なら狼牙以上になってる。
その分、扱いにくい機体だけどな。」
狼牙改のコクピットに上半身を突っ込み契機をいじっている飯倉は一度顔を上げると、再びコクピットに潜りこんだ。
格納庫には佐良の灰色の狼牙改、赤い舩坂の狼牙、深緑の白井のキャノンが並んでいる。
「ん?アレは?」
佐良は格納庫の奥、電灯の灯りも届かない片隅の見慣れない機体に目を留めた。
暗闇に紛れるような漆黒のカラーリングに狼牙よりやや小さめの丸みを帯びながらもシャープなデザイン。
両手の指先は鋭く尖り、それは爪と称するに相応しい。
「可-06 爪狐改。狼牙の先行機ってところだな。
中身はいろいろいじって機動性は狼牙並に上げてあるし、細かい動きの俊敏性なら狼牙以上になってる。
その分、扱いにくい機体だけどな。」
狼牙改のコクピットに上半身を突っ込み契機をいじっている飯倉は一度顔を上げると、再びコクピットに潜りこんだ。