PRAY MACENARY
「当社は軍からの委託を受け、この辺り一帯の防衛をしています。
私はここの責任者、霧野 椎(きりや しい)。
よろしく。」
少女は書類から目をあげ、少年をまっすぐ見つめていた。
「よろしくお願いします。」
少年も軽く礼をしながら、そう口にした。
「最初に幾つか質問させてもらいます。
提出してもらった書類と重複するかもしれないけど…。確認みたいなものだから。」
「はい。」
少年の返事を聞き、少女は再び書類に目を落とした。
「名前は?」
「佐良 秀司です。」
「年齢と生年月日は?」
「わかりません。」
「どちらも?」
少女は抑揚のない声のまま続けた。驚きや、いぶかしがる様子もない。
「はい。」
「そう。ではパイロット歴は?」
「3年くらいです。」
「自分の機体は持ってる?」
「はい。下に…置いてあるのがそうです。」
私はここの責任者、霧野 椎(きりや しい)。
よろしく。」
少女は書類から目をあげ、少年をまっすぐ見つめていた。
「よろしくお願いします。」
少年も軽く礼をしながら、そう口にした。
「最初に幾つか質問させてもらいます。
提出してもらった書類と重複するかもしれないけど…。確認みたいなものだから。」
「はい。」
少年の返事を聞き、少女は再び書類に目を落とした。
「名前は?」
「佐良 秀司です。」
「年齢と生年月日は?」
「わかりません。」
「どちらも?」
少女は抑揚のない声のまま続けた。驚きや、いぶかしがる様子もない。
「はい。」
「そう。ではパイロット歴は?」
「3年くらいです。」
「自分の機体は持ってる?」
「はい。下に…置いてあるのがそうです。」