僕ときみの秘密な隠れ家







「…裕…

急な話だけど
あたしを住まわせてくれてありがとう

…これから、よろしくお願いします」




照れたように言うリンに
心を打ち抜かれたような衝撃が
体中を走った





「…あ、ああ…

こちらこそよろしくね」




ありえないほど
僕の心拍数は上がった






(…なんだ?
この感情………)



焦る心を抑え
ただの動機だ、
と名も無き感情に




僕はきつく蓋をした





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