僕ときみの秘密な隠れ家





極度の寂しがりやだというのは…




『リン、この部屋を自由に使っていいよ。』


『ありがとう、でも…』


『ん?でも?』


『……寝るときは…一緒に寝てもいい?』




そう言ったときのリンは震えていた。


一人でいることがそうとう不安なんだろう





『いいよ、毎日一緒に寝よう。
…でも、残業のときは
ちょっと我慢してね。』



一瞬、悲しい目をしたが
納得したのか『うん、』と頷いた。





その日から一緒に寝るようになったが…




(僕の理性にも限界がある…!)



リンは僕に抱きついて眠る。
そのくっつきっぷりといったら……




しかも僕はリンと出会ってから、
誰とも関係を持っていない。
もちろんリンとも…



禁欲生活を続けると
すぐに理性が飛びそうになる。




僕はなんて体に
悪いことをしてるんだろう…









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