僕ときみの秘密な隠れ家
「毎晩、家を空けてるくせによく言えるね」
「…えっ?」
お母さんが動揺していることがわかった。
お母さんはどこかのクラブのオーナーだ。
こんな30過ぎのオバサンなのに
クラブでは人気№1らしい。
そのせいで、
お持ち帰りなんてしょっちゅうだ。
父親は何度も辞めるように説得したけど
全くもって無視。
『仕事だから…』の一点張り。
ついには父親もキレて
他に女を作って出ていったってわけ
ま、あたしには関係ないけどね。