僕ときみの秘密な隠れ家








差し出された手を軽く握り返す




汗でべたりとした肌は
なんだか気味が悪かった





「…っあたし、部屋に戻るから」





その場の空気に耐え切れず
逃げるようにリビングを後にした










…男がニヤリとした顔つきで
あたしを見ていたことも知らずに






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