僕ときみの秘密な隠れ家




…だが、どこへ連れて行こう?



僕の記憶の中ではどの女性とも
デートらしいデートはしたことがない






今更、どこに行きたいと
聞くのもなんだかなあ…



「裕…?どうかした?」



悩んでいる間、
食事している手が止まっていた


「なんでもないよ」




僕は怪しまれないように
笑顔を浮かべてリンに言った


(最初は軽くドライブでもしながら…)




頭ではぼんやりと
デートの計画を練っていた






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