僕ときみの秘密な隠れ家







「……でね、それで…裕?」



「え、ああ…ごめん
考えごとしてた」



「もー、ちゃんと聞いてよ」





笑いながら運転する僕に言った






―ドキッ




不覚にもリンの笑顔に
心が躍ってしまう





(…リンに…恋をしたのか?)





今まで体験したことの無い感情に
若干戸惑ってしまう





「…裕…やっぱ変だよ?」



「いや、なんでもないよ
…それより、海が見えてきた」



「あ、本当…!」















< 78 / 85 >

この作品をシェア

pagetop