僕ときみの秘密な隠れ家
「裕?どうかした?」
僕の顔を下から覗きこんでくるリン
…だめ
「具合でも悪いの?」
ピトッと僕の額に自分の手をつけて
体温を測ってるリン
…だめだって
「んー熱はないけどなぁ…」
…それ以上触ったら襲っちゃいそう…
「…裕…もしかして…溜まってるの?」
ギクッと体をこわばらせた僕に
リンは気づいたのか思い切り笑い始めた
「あ、あははっ
そっかぁ、そうだよねぇ
あたしが来てからずっと
仕事を早く切り上げて
帰ってきてくれてたもんねー
女の子と遊ぶ時間なんてないかぁ」
「…笑い事じゃないんだけど?」
「っていうかー…
あたしのこと食べちゃっていいのに」