大好きっ!!
そんなこんなで、カラオケに椎田がついてきてくれることになりました☆

「あ、そーだっ、買い物、付き合ってよ?」

「はぁーなんであたしがぁー」

「カラオケいかねーぞ!」

「えぇ~それは困るぅ~」

「じゃぁ、来い。」

放課後?これから?

あたしがもたもたしてると、

椎田は

あたしの手を

なんのためらいもなく

握った。

椎田が触れてる手が熱い。

心臓がうるさいくらい鳴る。

「ちょっ、椎田!」

「桜音」

「はっ、はいぃ??」

「そう呼んじゃおっかな?いや?」

「い、いやじゃないけど…」

「じゃ、桜音、行くぞ。」

「えっ、手っ!!手っ!!!」

「このまま♪」

これじゃ、まるでつきあってるみたいじゃない~~!!

ていうか、その地味男の恰好のままでそんなこと言われても…

そーだ♪

「ね、椎田「雄。雄って呼んで?」

「ゆ、雄…」

「なに?」

「今からあたしの言うとおりにしてね?」
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