大好きっ!!


次の日。

体育倉庫に呼び出しをくらったあたしはしぶしぶ体育倉庫に向かっていた。

「やっときた?」
「さっさと入れよ。誰かに見られたらどーすんだよ?」

じゃ、やんなよ。

そう言いたかったがまぁ、押さえて…

「そうそう、今日はねいいことしに来たの♪」

「あっ、連れてきた?」

「うん、もちろん♪」

「どうぞ!」

男の人が3人。

あたしでもこれから何が起こるのか大体察しが付く。

ヤバい。

本能的にそう感じた。

「じゃ、ごゆっくりー☆」

「じゃねっ♪」

どうしよう…

「桜音ちゃんだぁー超かわいい!」

「ラッキーだな、俺ら」

やだ、やだ、やだぁぁーー!!

あいつらの手が制服のリボンにかかる前にドアは開いた。

「桜音を離せ」

雄。

今、桜音って…

いつもと違う低く冷たい声であたしは怖かった。

でも、あいつらも怖がってたみたいで…

「なっ、なんだよ?お前!!」

「オメーまさか桜音ちゃんを助けに来たわけ?」

「わーかっこいー☆」

「うるせーっ!!」

「いいじゃん?そうだっ、君も参加しちゃったりする?」

「遠慮する!桜音を離せ」

「ってめー黙れや!!」

一人が雄に殴りかかった。

危ないっ!!

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