大好きっ!!
ベンチに座ると雄は、神妙な顔をして俯いた。

「あっ、あのな…桜音。」

「な…なに?」

「今、こういう状態で言うのもあれだけど、その…」

「?」

「大人になっても、じーさんばーさんになってもずっと一緒にいてください!」

え?それって…

「はいっ!喜んで!あたしでよければ…」

プロポーズ…!!

あたしの口は勝手に動いて、気がつくとプロポーズを受けていた。

「よかったぁ…キスしていい?」

「…いいよ」

本日2度目。

さっきより、とろけるような甘さだった。
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