大好きっ!!

とりあえず、海デート本番!

「雄~!!こっちこっち!」

相変わらずはえーな…

いつもは寝坊しそうでいっつも授業中寝てる癖に…

また駅で待ち合わせした俺たちはホームへと向かった。

「あっ、来たぁ~~!!」

どこまで無邪気なんだか。

ま、かわいいから許す!!

俺たちは電車に乗り込み、席に座った。


俺たちが電車に乗ると結構注目の的になるんだよな…

ま、俺がカッコいいからでしょ?

…というのは冗談で。


特に立っているときなんか、桜音がチカンに合わないかとか、めちゃめちゃ心配になる。

あほみたいだけど、やっぱり桜音をほかの男に触らせたくない。

おれって独占欲強すぎ?

「ねぇねぇ、あのさ!」

たわいない話を楽しんだ。

そんなこんなで海に一番近い駅に着いた。

「着いたね~☆」

「あぁ、着いたな…!」

「じゃ、着替えてこよっか!」

「じゃ、ココで待ち合わせね」

「はぁーい!」

「迷子になるなよ?」

ホントは心配で心配で更衣所まで付いていきたい。

でもそんなことしたら本物の変態なので我慢。


俺は水着に着替えながら桜音がどんな水着で来るのか楽しみだ。

まさかのスクール…ではないよな?

うん、それはない。


俺が更衣所から出て、待ち合わせ場所に行くと案の定桜音はナンパされていた。

いかにも軽そうな男たちだ。

「ねぇ、彼女~いーじゃん、少しじゃん^^」

「いやですっ!離してくださいっ!!」

「いやぁ~嫌がってる顔もかわい「その手、どけろ」

「雄…っ!」

「えっ?彼氏さん?」

「いーから、離せ!」

「!! ごめんなさいぃ~」

ふぅ。彼女がかわいすぎると困るぜ。
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