大好きっ!!
あたしはハンバーグと、ご飯と、サラダを作り始めた。

リビングのほうで「だいじょーぶー?」というお母さんの声が聞こえた。

「大じょーぶッ!慣れてるからっ!!!」


成功した4つのハンバーグをテーブルに持っていくと「うわぁ~」というお父さんの完成が上がった。

「お前、小夜子より料理うまいんじゃないのか?」

「どういう意味よ、お父さんっ!」

「まぁ、そう怒るなよぉ~」

ずっと知らなかったお母さんとお父さんの性格。

二人とも明るくて、よくしゃべる。

まぁ、久しぶりに会って気を使っているせいかもしれないけど…


「そういえば、桜音。」

「んー?」

「お前、彼氏できたのか?」

っ!?

いきなりそれですか。

「いるには、いるけどっ!」

「まぁ♥嬉しいわぁ~!!」

お母さん、はしゃぎすぎ…

「どんな人なのッ?」

「…優しくて、カッコいい。」

「まぁぁぁ~♥」

「あと、裕真にも優しくて…」

「まぁ!!イイ子じゃなぁ~い!!」

お母さんったら…

「友達のほうはどうなんだ?」

「たくさんいるよ!」

「親友はいるのか?」

「うん、まどかちゃんっていうんだ。こんど家に遊びに来てもらうから、楽しみにしててね!すっごく美人なんだから!!お父さん驚くよ、絶対!」

「ほぉ^^それは楽しみだな」

「おとーさん…?」

「いっ、いやっ、むっ、娘の友達だぞっ?楽しみだろ?な?な?」

「~~ったく!」

楽しい食事も終わり、一日が終わった。


サプライズがあることを知らずにあたしはぐぅぐぅ眠った。
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