大好きっ!!
「…で話って…?」

あたしは恐る恐る雄に聞いた。

もう内容はわかってたような気がするけど、どうしても確かめたかった。

雄はスーツを着て、ネクタイを締めている。

「今日は、桜音さんのことでお話があってきました。」

「ほぉ~、で?」

お父さん…もうちょっとマシな反応できないの…?

「桜音さんに正式なプロポーズをしに来ました。」

「まぁ、まぁ、まぁあ~~~♥」

お母さん…なんかおばちゃんみたい…一応元女優でしょ…?

「桜音さんのことを心から愛しています。絶対に哀しい思いや苦しい思いはさせません。きっと、桜音さんを幸せにします!」

雄…っ

あたしは聞いていて涙が出そうになった。

「…」

おとう…さん?
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