年下男子♂
再会
裕也の報告から一週間が経った。
今日
戻ってくるのだ
裕也と愛里沙が!!
「早く来ねえかなあ」
智也は声変わりした低い声で言った。
「もう少しなんじゃない〜?引っ越しの片付けがまだすんでないんでしょ」
私はあたりを見渡した。
愛里沙と裕也は引っ越しの片付けが終わり次第、私の家へ来るそうだ。
私たちは待ちきれなくて家の前で待っている。
「あれじゃね?!」
智也が前方を指差した。
人影が2つあった。
「おーい!」
私は人影に向かって手を振った。
そして人影がハッキリ見えるようになった。
愛里沙と裕也だ。
「愛理〜!久しぶり〜」
愛里沙は私に抱きついてきた。
「久しぶりー!もう会えないかと思ってたよ〜」
「ちょっと私のコト忘れてない??」
そこへ由香が入ってきた。
「あれ?由香いつのまに?」
私は由香の存在に今気付いた。
「さっき来たの!なのに愛理たち気付いてくれないしさあ〜〜」
由香は私たちを睨み付けた。
「ごめんね〜由香も久しぶりだね!!」
愛里沙は次に由香に飛び付いた。