年下男子♂


「あ」


愛里沙は何かを思い出し由香を離した。


そして私のところへ駆け寄ってきた。


「せっかく再会できたんだから行ってあげなよ!裕也のところに!」


愛里沙は小声でそう言うと私の背中を押した。


そして私は裕也の前に来た。


顔が真っ赤になった。


なんか直接話すのはかなり久しぶりでどう言えばいいのか分からなかった。


「愛理!!久しぶり!!」


私がもじもじしていると裕也から声をかけてきた。


「…うん!!会いたかったよ!!」


私は笑みを浮かべた。


裕也から話し掛けてきてくれて安心した。


「なんか愛理2年前と全然変わってねえな〜」


「裕也こそ全然変わってないし!(笑)」


裕也は2年前と変わっていなかった。


声は低くなっているけど外見は変わっていなかった。

なんかホッとした。


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