年下男子♂


ドタドタドタ……


そして智也と友達の足音が聞こえてきた。



ガチャッ―…


そして智也が部屋のドアを開ける音が響いた。



「部屋きれいだな〜!あ、智也ってお姉ちゃんと一緒なんだ部屋〜」


「そうなんだよ〜姉ちゃんとかいつも勉強机汚ねえんだよな〜」


「え!お姉ちゃんの机きれいじゃん〜」


「いや騙されるな!こういう俺の友達が来たりするときだけ片付けてるだけなんだぜ?」


「へえ〜そうなんだ(笑)」


智也と智也の友達のそんな会話が聞こえてきた。



私はオレンジジュースの入った紙パックをジュースが飛び出しそうになってくるまで握り潰した。



と…智也のやつなんてことを言ってんのよ!!



あとで殴ってやる〜!


その気持ちを我慢してオレンジジュースを注いだ。


そして戸棚からポテトチップスを取り、てきとうに皿に盛った。


トントン


「お菓子とジュース持ってきたよー」


2回部屋のドアをノックしてドアを開けた。





その時、智也の友達と目があった。


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