年下男子♂
「うん♪いらっしゃい」
私は笑顔で返事した。
裕也はすぐ私から目を反らした。
私はカバンを机に置いて、智也たちのとこに駆け寄った。
「私も入れてー♪」
「いいよ☆今からゲームするとこだったんだー」
智也は手でピースした。
そしてゲームをした。
なんか裕也くん今日調子がおかしいなあー
そう。
いつもならこのゲームをしたとき連勝しているのに、今日はおかしい。
負けてばかりいるのだ。
「おい裕也ーどしたんだよ!全部負けてんじゃんー」
智也は驚いた様子だった。
「いや…なんか今日は…調子悪いみたいだ……。もう帰る。」
裕也は俯いた。
「はあ?!昨日も勝手に帰ったくせに帰るのかよー」
智也は呆れたように言った。
「うん。ごめん。バイバイ」
裕也は元気のない挨拶をした。
そしてドアノブに手をかけた。
「裕也くん!じゃあね!」
私は裕也に手を振った。
裕也は私の方を振り返った。