年下男子♂
―次の日―
この日は土曜で休日だった。
今は午後2時。
一週間前までこの時間帯は智也と裕也と遊んでいた。
「ねえ…なんで最近裕也くん家に遊びに来ないの?」
私は智也に聞いてみた。
「さあー…俺も分かんねえ…一応毎日、遊ぼうと誘ってんだけど無理って言われるんだよなーー」
智也はマンガのページをめくりながら言った。
その時、私のケータイが鳴った。
電話だ。
誰だろう
ディスプレイに「愛里沙」と表示されていた。
愛里沙だ!!
私は部屋から出て廊下で
すぐ電話に出た。
「もしもし愛里沙?どうかしたの??」
「私…………引っ越すことになったの……………」