年下男子♂
「本当なの……。お父さんの仕事の都合で…県外に引っ越すの。」
愛里沙は悲しそうに言った。
私の頬を涙が伝った。
「嫌だよ……!愛里沙…!引っ越しなんか………しないでよ……!」
私は泣き叫んだ。
「う…私だって……嫌だよ…ひっく…!」
愛里沙も泣いているのが電話ごしでも分かった。
友達との別れがこんなにも悲しいものだったなんて―…
愛里沙とはこれからもずっと一緒に居れる―…
そう思ってたのに―…