年下男子♂
裕也くん見ちゃうと…
3週間後の別れが
頭をよぎっちゃうんだもん…
「ね…姉ちゃん…?どうしたんだよ?!」
智也は急に泣きだした私を見て言った。
裕也は黙って私を見ている。
「何もないよ…何もない!」
私は部屋を飛び出してしまった。
あーあ。
こんなんじゃ裕也くんと
思い出作れないよ……
私ってなんでこんなに泣き虫なんだろう…
涙を止めたいのに
止まらない。
私は部屋のドアの前でしゃがみこんだ。