年下男子♂
「怖い顔なんかしたつもりなかったんだけど…自然となってたのかも(笑)」
私は笑いながら言った。
「何それ〜(笑)愛里沙の弟はどんな子なの?」
由香は卵焼きを一口食べてから視線を愛里沙に移した。
「私の弟も愛理と同じで生意気だよ〜よくケンカもするし…」
「そうなんだ!愛里沙ってしっかり者だし優しいからケンカなんかしないと思ってた!!」
由香は目を丸くして驚いた。
「私も〜!愛里沙の意外なところ知った〜♪」
私も驚いた。
「ちょ…私そんなしっかりしてないし優しくもないよ!!」
愛里沙は手を振りを慌てて言った。
「いや!すごいしっかりしてる!委員長の仕事もすごい頑張ってるしさ〜」
私は愛里沙の両手を握って言い張った。
「そうだよ!前に愛里沙さ迷子の子がいたとき親探してたじゃん!私だったらめんどいから無視してると思うし…(笑)」
私の言葉に由香も続いて言った。
「そんなのすごくないし…///」
顔を赤くしながら首を振る愛里沙。
そんな会話をしているとあっという間にお昼休みは過ぎていった。